浅草演芸ホール

H24.11.27

浅草演芸ホール」の午後1時過ぎ、平日なのでヒョトして座れるかも、と思って入場したが、両側の通路とも前の方まで立ち見で一杯。
ヤレヤレ・・と思って、立ち見のお客さんをかき分けて前へ行こうとしていると、係員の方が『どうぞ』と案内してくれる。
すると"団体予約席"の札が置いてある席へ連れてこられて、その札をサッと取り外し、『ここへどうぞ・・・』私は『(エッ!!私は団体客でもないのに、なんで??)ありがとうございます。』と言って座わることが出来た。それにしてもなんでだろう。(予約の札がついている席は横へ6〜7席あった。)
高齢者風情でリュックを背負っていたので、そんな客への配慮なのか、ハタマタ単なる間違いか。
◎漫才の「大空遊平・かほり」が出色であった。上方の「大助・花子」と同じように夫婦漫才であるが、そん色ない。いやもっと(遊平・かほりの方が)上手いかも。
◎落語の方は「川柳川柳」のいつも客に毒づくギャグはなんとも楽しい。『今日の客は重いねぇ。特にこの辺はヒドイよっ・』て、私が座っている辺りを扇子で追う。勿論いつものとおり軍歌を名調子で歌うのには聞き惚れる。
「三遊亭園丈」の"強情灸"も工夫があって楽しい。「古今亭一門」とは別の世界である。私は落語を聞いても、声を出して笑うことはあまりないのであるが、この話には笑えた。
今回の演芸ホールでは、先の「遊平・かほり」が最高であった。眼と耳の肥えた(・・かどうかは知らないが)周りの客も『こいつぁ〜、上手いや〜。』