子供達と昔の遊び

 『おじいちゃんやおばあちゃんが昔子供の頃遊んでいた遊びを教えて欲しい。』と、地元の小学校から要請がありました。校長先生のお話では、『近頃の子供達は、液晶画面ばかり見ていて、友達と一緒に遊ぶ機会が少ないので、一緒に遊ぶ楽しみを教えてやって欲しい。』という狙いだそうです。そこで地元老人会の役員をしている私達が一年生の子供たちと、紙ヒコーキ、駒廻し、あやとり、羽根つき等に分かれて、それぞれの遊びを教えながら一緒に遊びました。私は「けん玉」の担当になりました。ところがこの「ケン玉」は、子供たちの方が良く知っており、私より上手でした。私は子供の頃、「ケン玉」で遊んだことが無かったので、子供達に教わる始末。『おじいちゃん、持つときはお箸をつかむように持つんだよ。それから、このお椀をお皿と思って、このお皿に(ゆで卵)を乗せるような気持ちでやるんだよっ。うまく乗せるのには、ひざの使い方がコツだよ。』・・・って。教えるどころか、こちらが教わりながら一緒に楽しいひと時を過ごしました。近頃では幼稚園で「ケン玉」遊びをするんだそうです。