カワラケ投げ

10月29日(月)
一心会のメンバーと「京都タワーホテル アネックス」で出会う日、5時の集合時間にはまだ余裕があったので、モミジの名所神護寺へと出掛けた。
このお寺には「カワラケ投げ」が出来ると聞いていたから、落語「愛宕山」の「カワラケ投げ」を体験してみようと思い立ったからである。
神護寺はすでに紅葉が始まっていたが、見ごろは11月初旬から中旬だそうだ。2枚100円のかわらけを10枚買った。
投げる場所は、清滝川を見下ろす(右下の写真)断崖の石垣の上にあった。投げてみる。オヤッ!! 5メートル程で落下してしまう。持ち方を変えてみるが、思った程遠くまで飛ばない。横手投げにしてみる。少し遠くまで飛んだ。
しかし落語の仕草でやっているように、遠くまでは飛ばない。いろいろ工夫してみたが、なかなかうまくいかない。いよいよ最後の1枚・・、人差し指に力を入れて投げる。よく飛んだ。だがとてもじゃないが清滝川の谷底までは届かない。
それに・・・落語「愛宕山」で語られるような"的"が無いから、目標が定まらない。
カワラケを売っている人に聞くと『かわらけは、その昔、武士が戦場へ出陣する時、この素焼きの盃(かわらけ)に酒を注ぎ最後の一杯を飲んで、生きて帰ることはないという覚悟で、(この盃を割って)出陣したのがもともとのいわれです。近年、的に向かって投げるようになったのは、遊び心で、かわらけ投げを楽しもうということからだと思われます。』
と言うことであった。